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愛の小径 - ドミニク・ヴィス14~20世紀を歌うレビュー
愛の小径 - ドミニク・ヴィス14~20世紀を歌うは、とっても人気があるみたいですね。
私としてもとても興味のあるところです。
レビューにはどうしても批判的なものもでてきますが、自分の求めているものと マッチしているかどうかをしっかりと見てみる必要がありますね。
愛の小径 - ドミニク・ヴィス14~20世紀を歌う
ビス(ドミニク)

定価: ¥ 3,059
販売価格: ¥ 3,059
人気ランキング: 6080位
おすすめ度:
発売日: 1994-09-21
発売元: キング
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
男性が裏声で歌うアルト、すなわちカウンターテノール歌手のなかで、とりわけ水も滴る美声で断然聴く者の魂を奪うのが、フランス・ノルマンディー生まれのドミニク・ヴィスである。
遠く時空の遥か彼方から響いてくるかのようなヴィスの声は、一度耳にしたら忘れられないほど特異な響きをもっている。マシュマロのように柔らかいくせに、ギクリとさせられるほど鋭い。純真な少年のようにデリケートで無垢でありながら、おそろしく深い知性を感じさせるのだ。
まったく独学で切り開いたというこの驚異的な声の表現力によって、ヴィスは14世紀フランスの吟遊詩人の系譜の最後の1人、ギョーム・ド・マショー(1300年頃~1377年頃)から、エリザベス朝イギリスのリュート歌曲の作曲家ジョン・ダウランド(1563年~1626年)、フィレンツェのメディチ家に仕えた詩人・音楽家のジューリオ・カッチーニ(1550年頃~1618年)らに始まり、ヘンデル、シューベルト、サティ、プーランクを経て、果てはイタリアの現代作曲家ルチアーノ・ベリオに至るまで、700年もの長きにわたるさまざまな歌の数々を歌ってのける。中世イギリスの哀愁に涙したり、パリの小粋なエッセンスにニヤリとさせられたり、ヴィスの魔法のような歌の術中に完全にはまること請け合いだ。人間の「声」の可能性に興味のある人すべてにおすすめしたい傑作CDである。(林田直樹)


