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歌姫3~終幕レビュー

歌姫3~終幕を持っている人は私の回りではまだ少数派ですが、
発売元がユニバーサルミュージックということもありお勧めです。

歌姫3~終幕に限らず
私の場合は、いつも購入前にレビューを参考にしています。
実際に歌姫3~終幕を購入された方の意見が聞けるのでとても重宝しています。

たとえば歌姫3~終幕の場合、
「男歌カバー」というコンセプト
「男歌」と言うコンセプトは良かったです。そして確かに「傘がない」もいいです。伝わってきます。「窓」もいいですね。だけど、千住さんお得意のオーケストラアレンジは「またか?」と思ってしまいます。明菜さんの歌い方も上記歌以外、暗くないでしょうか。アレンジが、です。もう、このアレンジでいくなら、過去の昭和として敢えて明るい歌詞の解釈をし、気分を一新し、オケに流されず、逆を歌ったら面白かったのかも知れません。敢えてオケを裏切るのです。まず、本当の中森明菜が何をしたいか、歌いたいか、これを基本にやらなければ、本人もやる気が起きないのでは?と思います。過去の「淋しげ、影のある美人」的イメージは80年代で終わっています。終わらせたほうがいいです。まだ、彼女は「今」の曲が歌えます。待っているはずです。彼女は満足のいく「オリジナル」を。企画ものはあまり彼女の意思は通らないらしいので「歌姫」シリーズも企画で当ったから、幾つも続ける・・・、普通歌い手なら段々疲れて来ます。だから、終幕なのでしょう。「オリジナル復活」待ってます。

リーフレットの妖艶な写真同様、歌姫は独特の明菜ワールドを作り上げていました
良いアルバムです。これは何回も繰り返し聴きました。歌手中森明菜のまだ見ぬ可能性を気づかせてもらった感じです。明菜の潜在的な魅力を引き出している千住明の編曲は、多彩でゴージャスでした。そしてなにより中森明菜の声の魅力は健在で凄みすら感じさせます。

井上陽水の「傘がない」の描いている少し虚無的でアンニュイな空気感を明菜は切々とそして淡々と歌っています。1971年当時の社会情勢や世相を知らない明菜ですが、陽水があえて内へ内へと入りこんでいく世界を表現するのは難しいはずです。歌姫と称される実力を見せつけるような歌唱でした。

「アキナ」という歌まで作っていた村下孝蔵の名曲「踊り子」を、明菜は自分の持ち歌のように歌いきっています。そんな思いを伝えてもらった故人への返歌として明菜は精一杯歌ったのだと感じました。

石原裕次郎の「夜霧よ今夜もありがとう」をとても情感たっぷりにカバーしていました。明菜のハスキーヴォイスとこの1967年の裕次郎の大ヒット曲との相性は抜群でした。大人ですね。様々な人生経験が歌に深みを与え、哀愁を漂わせていました。

内山田洋とクールファイブの「東京砂漠」もいいですよ。前川清が女心を切々と歌ったのを女性の明菜がカバーするという趣向です。胸に秘めた悲しい思いを歌にのせて表現させれば明菜は見事に光り輝いてくれます。

松山千春の「窓」、B'zの「Alone」、南佳孝「スローなブギにしてくれ (I want you)」など選曲もバラエティに富んでおり、それぞれ違う趣のある歌唱が詰まっています。

80年代男女の行方
 中森明菜は、新人コンテストの優勝者だったそうです。声質や声量が
特別という訳でもないのに注目されたのは、何より歌詞とメロディとか
らその歌の急所を即座につかむ歌心があったからでしょう。いや、ただ
歌うことが大好きな少女だったのかもしれません。
 しかし、わたしが彼女を初めて知った時には、既に彼女はアイドルと
として小悪女を演じていました。それはまるで、80年代に一気に進ん
だジェンダーの相対化と男女間の絆の流動化に抗し、互いの実存関係を
再建するために敢て取っているポーズのように見えました。ところが、
その男女達がやがてそれぞれの居場所を見出し、程よく治まってしまっ
たのに対し、傷心の彼女だけは行方が定まらぬまま、取り残されてしま
ったように見えます。本シリーズはその彼女を再生させるための自身と
スタッフによる企画だったのだろうと思います。
 さて、本シリーズを通じ、『桃色吐息』や『東京砂漠』などのバラー
ドを情感込めて歌った時の彼女は抜群でした。彼女の本領からすればそ
れは当然としても、『黄昏のビギン』『生きがい』『窓』などの名曲も
案外に上手に歌いこなしているのは、歌姫の名に恥じぬ彼女の懐の深さ
というべきでしょうか。いずれにせよ、アイドル時代のアップテンポの
オリジナル曲は、必ずしも彼女向きではなかったなとつくづく思いまし
た。
 最近、テレビドラマで元プリマのひとり親に扮しているのを観まし
た。結構なことだと思います。ただし、最後に流れる主題歌はいけませ
ん。もう一度だけいいます。自分の本領を取り違えないでください。

 


とあります。

私も実際に、歌姫3~終幕を購入してみてその通りだなと思いました。
レビューは比較的厳しい意見が多いので一度はチェックしておいて損ないです。


歌姫3~終幕

千住明

歌姫3~終幕

定価: ¥ 3,059

販売価格: ¥ 2,905

人気ランキング: 63029位

おすすめ度:

発売日: 2003-12-03

発売元: ユニバーサルミュージック

発送可能時期: 通常24時間以内に発送


第1弾が出たのが1994年だから、ちょうど10年に及ぶ長期企画となった「歌姫」シリーズも、この3作目でいよいよ最終章。過去2作では主に女性歌手の名曲をカバーしていたが、今回は男性歌手の名曲に挑戦した意欲作となった。“ダンディズム”というテーマは、低域での深みあふれる歌唱表現に定評のある中森明菜だからこそ実現した企画といえるんじゃないだろうか。ただ単に男性キーに合わせて歌うだけではない彼女ならではの存在感は、サスガ。井上陽水「傘がない」、石原裕次郎「夜霧よ今夜もありがとう」が出色の出来。(木村ユタカ)

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